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【2020年5月】Line証券が大幅アップデート 変更点まとめ

2020年5月11日から、LINE証券のシステムが大きく変わりました

新規ユーザーの方も、今まで使っていた人も、今回の変更点をしっかりと理解したうえで、Line証券を活用していきましょう!

LINE証券が大幅アップデート 変更点まとめ

取引所取引がスタート

今までのLINE証券は、相対取引のみでした。
今回のアップデートによって、取引所取引が可能になります。

まずは、相対取引と取引所取引について紹介します。

LINE証券における相対取引

相対取引は、開業時からあるサービスの形です。
今までLINE証券を使用していた人は、この相対取引を使用していました

相対取引とは、ある銘柄を買いたい人と売りたい人を結び付けて、売買させる方法です。

株の所有者はたくさんおり、株価がいくらになったら「買う」「売る」という注文(指値注文)が常に大量になされています。

あなたが「買いたい(売りたい)」ときに、逆に「売りたい(買いたい)」と考えている人とマッチングされ、その均衡価格で売買がされます。

LINE証券は、両者の売買価格に取引コストを上乗せすることで利益を得ています。

例)日中取引であれば取引コストは0.05%なので

1万円の株を買うあなた
10000+10000*0.0005=10005円の支払い
(株価)   (取引コスト)     (合計代金)

1万円の株を売るあなた
10000-100000*0.0005=9995円の受け取り
(株価)    (取引コスト)     (合計代金)

この相対取引では、東証上場銘柄のうち(有名な会社を多く含む)315銘柄の取引が可能です。

トヨタ自動車やソフトバンクなど、有名な企業の株はほとんど相対取引が可能となっています。

この相対取引の特徴としては、1株単位からの取引が可能となっていることです。

手数料となる取引コストは、

日中 9:00-14:50
(11:20-11:30, 12:20-12:30を除く)
0.05%
夜間 17:00-21:00 0.5%

となっております。
日中と夜間で10倍取引コストが違いますので、ご注意ください。

NEW!! 取引所取引

こちらの取引所取引が今回新たに加えられた要素になります。

仕組みとしては、東京証券取引所で売買されいている株を単元株で購入するというものです。

単元株とは・・・基本的には株式は100株を一単元としています。

そのため、取引所取引では、基本的に100株単位からの売買しか行うことができません。
一銘柄購入するためのコストが高くなってしまいます。

取引可能銘柄は、東京証券所上場の約3700銘柄。
相対取引(315銘柄)と比較すると、非常に多くの銘柄を購入することができるようになったと言えるでしょう。

続いて手数料体系です。

なんと、LINE証券では、
買付はいくら購入しても手数料がかかりません。

売却時のみ手数料がかかる制度になっており、売却金額ごとに手数料が異なります。

約定代金 売却時手数料
5万円以内 99円
5万超, 10万円以内 176円
10万円超, 20万円以内 198円
20万円超, 50万円以内 484円
50万円超, 100万円以内 869円
100万円超, 150万円以内 1056円
150万円超, 3000万円以内 1661円
3000万円超 1771円

売買トータルでも、業界最低水準です。

購入ステップが変化

取引所取引では、成行注文価格指定注文が選択できるようになりました。

成行注文・・・注文がなされた時点(株式市場の取引時間外であれば、次に取引が開始されるタイミング)で、株価よらず注文が約定される注文方法

分かりやすく言えば、注文した時点から最短で、その時の株価で売買がされる注文方法です。

価格指定注文(指値注文)・・・「この値段まで株価が下がったら(上がったら)、購入する(売却する)」という目安を決めて、実際の株価がその指定地になったタイミングで、注文が約定される注文方法

分からない方は、次の例で説明します。

「株価が80円まで下がったら買う」と決めて、価格指定注文(指値注文)した場合。

パターンA)注文約定する場合

株価が推移する中で、指定価格である80円になったタイミングで、注文が約定します。

指値注文約定するパターン

 

パターンB)注文約定しない場合

株価が推移する中で、指定価格である80円になることがないまま注文期限が経過すると、注文は失効し、株を購入することはありません。

価格指定注文の方法

指定価格 1円単位で価格を設定
数量 購入する株数を入力
注文期限 「当日限り」or 「今週中」
執行条件 「なし」or「不成」

注文期限・・・いつまで価格指定注文の期間を有効にするかを決定します。
「当日限り」を選択すると、市場が開いている場合は当日、市場が閉まってからの注文では翌営業日が注文の有効期限になります。

執行条件・・・「不成」に設定すると、指定期間内に注文が約定しない場合、取引終了後に「成行」に切り替わります。

その他の変更点

その他の変更点をまとめます。

変更点 内容
チャートが見やすくなった ラインチャートのみであったが、新たにローソクチャートが見れるようになった
クイック入金に対応 主要銀行のインターネットバンキングから即時入金が可能に
銘柄検索がしやすくなった 検索時のカテゴリー数が増えた 例)「割安銘柄」「人気優待銘柄」など

 

LINE証券の今回の変更は利用者にとってどうなの?

今回のLINE証券の変更を踏まえて、利用者にどのような影響があるのかをお伝えしていきます。

いつでも株を注文できるようになった

取引所取引の注文(単元株)は、15:00-16:59の時間帯を除き、いつでも注文が可能となりました。

以前は、かなり時間が制限されていました。
(9:00-11:20, 11:30-12:20, 12:30-14:50, 17:00-21:00)

しかし、相対取引の取引時間帯は変わりません。
また、相対取引は取引時間帯のみ注文が可能です。

指値注文ができるようになった

株価の変動を見て、「いくらまで安くなったら買おう」と注文を出すことができるようになりました。
以前は、成行のみの注文だったため、購入タイミングを選びやすくなったと言えます。
(指値注文は、取引所取引のみで有効です。相対取引は変わらず成行注文しか行えません。)

バイ&ホールドであれば手数料無料で購入できるようになった

単元株を購入してバイ&ホールド(買ったまま売らずに保有しておく)戦略をとるのであれば、一切手数料がかかりません。

SBI証券など他の証券会社では、「1日に○○万円まで売買手数料無料」などの手数料体系のものがあります。
しかし、どれだけ高額な注文であっても買付の手数料が無料であることはLINE証券の大きな強みと言えます。

相対取引は大きな変更なく以前同様にできる

以前からLINE証券を使用していた人にとっては、以前と同様に相対取引は使用することができます

単元株で購入する際には、取引所取引を活用することによって、手数料を抑えて購入することができるようになりました。

また、クイック入金銘柄検索チャートの種類などの変更は、より便利にLINE証券を使うことができるようになるでしょう。

まとめ

重要なポイントを復習します。

本記事のまとめ
  • 相対取引によって手軽に株を売買することができたLINE証券で、取引所取引がスタート。
  • 単元株の注文であれば、いつでも、成行・指値注文が可能となり、注文しやすくなった。
  • 取引対応銘柄も東証上場企業約3700社にグレードアップ(単元株のみの購入の銘柄も含む)
  • 以前の売買システム(相対取引)はそのまま残っている

今回のアップデートで、よりLINE証券は使いやすくなったのではないでしょうか。

 

 

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